ここでは、次の計算に使用する公式を掲載しています。センター試験前の復習用に最適です(多分)。
- 同位体と原子量
- 物質量
- 気体の物質量
- 化学反応式と量的関係
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原子量の計算(同位体と原子量)
元素Xの同位体の相対質量を m1, m2, m3, ・・・とし、それぞれの存在率を a1[%], a2[%], a3[%], ・・・ とすると、X の原子量は次の式で求めることができます。
[ X の原子量 ] = m1 × a1 / 100 + m2 × a2 / 100 + m3 × a3 / 100 + ・・・
物質量(モルとアボガドロ定数)
- 原子 n [mol] で、原子の数は 6.02 × 1023 n [個]
- 分子 n [mol] で、分子の数は 6.02 × 1023 n [個]
- イオン n [mol] で、イオンの数は 6.02 × 1023 n [個]
なお、原子量、分子量、式量を M とすると、質量は Mn [g] で表すことができます。
アボガドロ定数: NA = 6.02 × 1023 / mol
質量 w[g] の物質量: n = w / M [mol]
note:
モル(mol)は物質量の単位で、1モルは「0.012Kgの炭素12(12C)の中にある原子の数と等しい数の構成粒子を含む物質の量」のことです。
なんのこっちゃですが、受験対策としては次の理解で良いかと思います。駄目かもしれませんが・・・
気体の種類に関わらず、1気圧、0℃、22.4リットルの体積をもつ気体の中には、6.02 × 1023 [個]の分子があり、これをアボガドロ数といいます。
気体の物質量
n [mol] の気体の場合、その分子の数、質量、体積は次のようになります。
分子の数 | 6.02 × 1023 n [個] |
---|---|
質量 | (分子量)n [g] |
体積 | 22.4 [ℓ] |
化学反応式と量的関係
物質 A, B, C の分子量(式量)を MA, MB, MC とすると、下表に示すような関係性があります。
化学反応式 | aA + bB → cC |
---|---|
モル(物質量)比 | a : b : c |
質量関係 [g] | aMA : bMB : cMC |
体積(気体)関係 [ℓ] | 22.4a : 22.4b : 22.4c |
体積(気体)比 | a : b : c |