DeNAがまとめ記事サイトをWELQをはじめとして、iemo、Find Travel、cuta、UpIn、CAFY、JOOY、GOIN、PUUL、MERYの合計10サイトすべて非公開化しました。サイトを「廃止」ではなく「非公開化」するという点で何か勘繰りたくなります。
廃止してドメイン売却したらどうですか?高値で売れるんじゃないですか?DeNA的には金額が小さすぎるかもしれませんが。。
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DeNA記事非公開後の対応は?
DeNAが運営するサイトで最後まで残っていたまとめサイトである「MERY」も2016年12月7日に非公開とするようです(なぜ、すぐ非公開にしない?WHY?)。
http://dena.com/jp/press/2016/12/05/1/
当社のキュレーションプラットフォームサービス全体に対して、独立した社外の客観的な視点から公正な調査を受けることが、企業としての信頼を回復する最善の道であると考え、第三者調査委員会を設置し、事実関係の調査を行なうことといたしました。同委員会は、取締役会の委嘱を受けた社外取締役を含む外部専門家によって構成するものとします。
いつもの第三者委員会です。舛添元東京都知事も「第三者」をしきりに強調していたことが思い出されます。
右に倣え(ならえ)
DeNAの問題を受け、その他のインターネット上の問題児たちもアタフタ始めています。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20161205-00000100-nnn-bus_all
インターネットのまとめ記事サイトをめぐっては、「DeNA」が運営する医療や健康の情報サイト「WELQ」など9つのサイトにおいて根拠のない掲載が行われていたことから、先週全記事の公開をとりやめた。
こうした流れを受け、内容を再確認するためリクルートでも運営しているグルメや美容などの情報サイト「ギャザリー」で健康に関する約1万6000の記事を一旦非公開にした。
また「Spotlight」や「by.S」を運営するサイバーエージェントでも、医療や健康に関する一部の記事の掲載を一旦停止し、情報の確認作業をすすめているという。
問題児たちはDeNAの対応をパクります。リクルートやサーバーエージェントもパクった(パクらせた)まとめ記事サイトを一部非公開化しました。右に倣えです。自分がどんな仕事やってるか子供に説明できるのでしょうか?盗んだバイクを改造して売ってる感じですかね。一昔前の田舎のヤンキーです。
問題は、ほとぼりが冷めたころの対応です。いつの間にやら対策・検証せず、何事もなく復活しているかもしれません。日本人はすぐ忘れちゃいますからね。日本人はに限った話でもないですが。
問題児たちのサイト構築手順
まとめ記事であれば、きわめて安価で記事を素人が執筆します。パクり、リライト、妄想、捏造、当たり前です。DeNAではパクりを推奨するようなマニュアルも存在していたようです。そして、SEOによって、検索上位に表示させます。
SEOの具体的な方法とは、8,000字程度(?)の長文の記事を大量に投稿すること自体を意味しているような感じに受け取りましたが、私は「偏差値40プログラマー」です。SEOについてはわかりません。詳しい人教えてください!m(__)m
アクセスさえあれば後は、マネタイズです。広告を設置したり、アフィリエイトしたりでしょう。まとめサイトは、兎に角、アクセスを集めることが大切なんだと思います。記事の内容などどうでも良いのです。
次に口コミサイトです。
有名なことですが、リクルートなどは派手に口コミを購入します。1つのコメントにつき30円~70円といった比較的高値で購入します(高値と言っても、十分安価です!)。口コミが承認されるかはリクルートが判断します。ある程度の基準が存在するとは思いますが、口コミの真偽を判断することは不可能です。
リクルートは口コミの内容は保証できないし、しないでしょう。これは仕方がありません。そして、サイトを大きくするために真偽の判断が不可能な口コミを購入します。「口コミを購入すること自体は悪くない」との言い分もわかります。
「Webライターから記事を購入することも悪くない」と同じ理屈であると思います。
しかし、DeNAにしても、リクルートにしてもサイトの成長のために、圧倒的に安価で胡散臭い記事や口コミを購入しています。Webライターが取材して書いた記事とは比較にならないほど胡散臭いのです。これをどちらも同じ理屈とするのは無理があると思います。
テレビで芸能人がしゃべった内容を書いたスポート新聞などの記事なんかもありますが、あれって記事なの?
インターネットのゴミの整理
これは、今の日本ではグーグルが担っています。確か、まとめ記事サイト「WELQ」でもグーグルのバナー広告が載っていたように思います。
ん~~~~。なんもいえね~(北島康介風に)
もしも、グーグルがインターネットのゴミを除去する精度が高くなると、インターネットの景色もキレイになるのかもしれません。今でもインターネットは空気の汚れが公害レベルです。視界不良なのです。

インターネットは視界不良
このブログもゴミとして除去され、消滅してしまうかもしれないので問題ですが。
保険や美容などインターネットで検索すると、アフィリエイトサイトばかりが上位に表示されます。正直に言うと、「インターネット業界よりも保険業界や美容業界の方が胡散臭い」と思っていますので、こちらについても、何とも言えないところです。「ドッコイドッコイ」「ワッショイワッショイ」と言ったところでしょうか。
一番の被害者は盲目的な一般ユーザーと言うことになってしまいます。が、これはウソかホントかは別としてグーグルが最も排除したいことです。検索エンジンの改良は日々続くことでしょう。
責任の回避に御執心
まとめサイトの「NAVERまとめ」では、特にあるカテゴリのまとめ記事を非公開とすることもしないようです。ただし、問題がないとは思っていないようで、何かしら行動するようです。
とにかく、どのサイトでも、責任の回避に御執心です。
「記事の内容についての責任はライターに」、「ユーザーが不利益な商品を購入しても、ユーザーの勝手」「そもそも無料でしょ」
では、上場企業のやり方として問題ありだと思います。その通りかもしれませんが、詭弁ですよね。継続的で持続的に利益を追求できるとは、とても思えません。「さっと稼いで次!」モデルですね。
どの業界も問題ありあり
新聞業界の発行部数の水増しなど、どのような業界も問題は抱えています。どの業界でも問題はたくさんあります。一般消費者を騙すことなんて日常茶飯事です。インターネットも便利な半面、まだまだ不確かな状況です。
どこかの業界に限った話ではありません。すべての業界に言えることだと思いますが、企業の屁理屈じみた、詭弁とも言えるような論理ではなく、一般消費者(企業)の利益を追求するビジネスモデルが求められているのだと思います。