[ 中学受験 ] ガウスから小学生への挑戦状 – 1から100までの数の和は?

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本日は、天気も悪く、外出できません。富山は土砂降りです。さて、お日柄も悪い今日ですが、過去の偉大な数学、物理学者であるガウスからの挑戦状です。彼が幼少のころ、1から100までの数字を全部足したらいくつになるか?と言う問題に大して、ある手法であっという間に答えを導き出したそうです。

さて、小学生の君はどのように求めますか?

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問題 : 1+2+3+・・・+99+100=?

とりあえず、がんばってみましょう。管理人は間違いなく根性で全部足します。計算します。そしてどこかで間違うでしょう。

どうでしょうか?解けましたか?まさか、電卓使ってませんか?

電卓は悪だが、そろばんは正義みたいな風潮にドロップキック

そろそろガウス君の解法を見てみましょうか?

ガウス君の解法

まずは、1から100までの数字を2種類用意します。ただし、1つは1からではなく100から1に向かって逆に足していきます。

1+ 2+ 3+・・・+99+100  ・・・①

100+99+98+・・・+2 +1    ・・・②

次に①+②をします。1と100、2と99と言う風に上下にある数を足していくと次のようになります。

101+101+101+101+・・・・+101+101   ・・・③

③は101を100回足したものだと言うことはわかりますか?つまりは101×100ですね。101×100=10100ということは管理人でも安産、もとい暗算できます。(何を産むんですか)

10100は、1から100までの数を足したものの2倍になりますので、2で割った5050が1から100までの数を足したときの結果と言うわけです。こちらも暗算できますね。

等差数列

小学生の皆さんはもちろん知らないと思いますが、高校生では等差数列というものを学びます。ここでは、公式だけ紹介しておきます。例えば以下のような数字の列は初項(はじめの数)1、末項(最後の数)100、項数(数字の個数)100、差 ( 前の数と次の数の差分 ) 1の数列と言います。

1、2、3、4、・・・・・・、99,100

では、この数をすべて足し算したときの結果は以下の公式で求めることができます。

等差数列の和の公式

では、この公式に1から100までの数列を当てはめてみます。

100 × ( 1 + 100 ) ÷ 2 なので、100 × 101 ÷ 2 となって、ガウス君の答えと同じになりました。大切なポイントとして、公式から前の数と次の数の差分は別に1でなくとも2でも3でもよいことがわかります。凄いですね。

ガウス君の解法は、公式の形にはなっていないですが、考え方は等差数列の考え方と全く同じです。レベルの高いユーは、最初のガウス君の解法が等差数列の公式と同じことを意味していることが分かると思います。

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