最近、自己啓蒙的な迷惑メールであったり、キラキラ女子たちが「キラキラ」な自分を演出するかのように紹介している本を見つけました。
そこには、「禅」などの教えが登場するようです。彼・彼女たちの書評には興味がありませんので見ていませんが、おそらく想像したとおりの読書感想文になっていることでしょう。
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「禅」による悩み解消思考法
次の本を読むと、「禅」の思考法によって、心配事をなくしたり、悩みを解消してくれるようです。なお、わたし自身は、この手の本には全く興味も関心もありません。なので紹介はしていますが、おススメはしません。
想像がつくとは思いますが、ただ漠然と心配したり悩んだりしている人にはきっと響くのでしょう。しかし、それは大した心配事も悩みもない人たちです。本当に心配したり悩んだりしている人達には心が揺さぶられることはないことでしょう。
「禅」ではなく「統計」「計算」
「心配事の9割は起こらない」ということを利用した商品が身の回りに既にあります。それは、「保険」です。
保険とは人の心配事を解消する商品です。万が一のことがあっても大丈夫なように、お金を出して心配事を解消します。
先ほど、「大した心配事や悩みなんてない人たちが心揺さぶられる本」を紹介しましたが、保険もある意味同じです。
たとえば生命保険の場合、「本当に困っている人」「本当に心配している人」は入れません。心配の少ない人(保険会社が儲けやすい人)しか入ることができません。
仮に保険会社が「生命保険」でお客さんから集めたお金のうち、実際に還付される金額の割合はどのくらいでしょうか?
保険で保険会社が還付(保証)する割合は、保険会社自身が過去の統計をもとに条件や制約をつけて計算しています。
すべて保険会社が儲かるように、さらにはどれだけ儲かるかまでも、はじめから計算しています。「禅」とは全く関係ありません。すべては計算です。
なお、実際の割合は多くの方が言及していますが、宝くじよりも断然低い割合です。比べることにあまり意味はないかもしれませんがパチンコの還付率なんで高過ぎると思われることでしょう。
パチンコ依存症の対策として出玉を制限するとか言うくらいなら、「保険も集めたお金の還付率を50%以上にしろよ!」と思います。なお、数字は適当ですが、早い話が「ぼったくりすぎ」ってことです。
意識高めな保険営業のおばちゃん注意!
もしも、意識高めな「禅」などのような曖昧なトークで保険商品を進めてくるような営業のおばちゃんがいたら断ったほうがいいでしょう。きっと、おばちゃん本人も意味も分からずにしゃべっていますので。
私の知人の保険営業のおばちゃんはポイントがどうのこうのとか、「自分のために保険に入って!」と直球で営業してきます。まあ、ある意味清々しいですが、なんとも。。。もちろん全部「嫌!」と、ハッキリお断りしています。