暇すぎます。休みだと言うのに何もすることがありません。良い機会なので、地元・富山にいるのに今まで行ったことない「相倉合掌造り集落」に行ってきました。
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世界遺産は生活の場
世界遺産ですが、世界遺産に住む住人もいます。畑もあれば田んぼもあります。世界遺産ともなると様々な制約も出てくるとは思いますが、住人や家族にとっては故郷になります。
部外者から見ると不思議な気持ちになりますが、どんな気分で生活しているのか気になります。
なお、世界遺産の集落はホテルにもなっていますので宿泊することもできます。日本に残る原風景を見ながら集落で過ごすことは、きっと貴重な体験となることでしょう。
以降、パンフレットに掲載されている内容とともに、相倉合掌造り集落の写真をご覧ください。
世界遺産「白川郷・五箇山の合掌造り集落」とは
1995年12月、ユネスコの世界遺産一覧表に文化遺産として登録されました。相倉(あいのくら)には23棟の合掌造りが現存するが、約100年~200年前のものが多く、古いものは400年前に建造されたと言われています。

民宿 五ョ門
辞めの勾配は急で60度。断面は正三角形に近く、つまり、雪が滑り落ちやすい形なのです。この大きな屋根を支えるのは、根元の曲がったチョンナと呼ばれる太い梁。

合掌造り
斜面に生育した自然に曲がったナラを用いています。また、合掌の組み立てには釘は一切打たず、縄とネソと呼ばれるマンサクの木を使っています。屋根の葺き替えは15年~20年ごとに、今は森林組合が中心になって行われています。

合掌造りの日常の風景
雪深いという厳しい自然に対応する強固な造り、さらに生活の場と生業の場をひとつにした合理的な建築です。人々の生きる知恵が生んだ偉大な発明、それが合掌造りと言えます。

ひまわりと合掌造り

集落の全体風景

世界遺産でコメ作り
撮影当日は多くの外国人環境客の方もいらっしゃいました。
秋篠宮同妃殿下ご来訪のこぼれ話
平成4年7月
秋篠宮さまが、相倉の民宿でお泊りになるのは、昭和58年7月学習院高等科2年生のとき地理研究会の夏季研修についで2度目です。
秋篠宮さまは、民宿で「私は、世界で三箇所好きなところがあります。そのなかのひとつがこの五箇山なんですよ」と言われたそうです。
また、お泊りになった印象を宿の思い出帳に「九年前は一人で来ました。今回は二人で来ました。この次は子供を連れて来たいと思います」とお書きになり、宿をお立ちになったそうです。
ところで、その後、秋篠宮さまはご来訪されたのでしょうか。残りの二箇所も気になります。