Windows10 では Wbadmin コマンドでドライブ丸ごとのバックアップを取得することができます。なお、どのバージョンのOSから利用できるようになったのかは知りません。なお、Wbadmin コマンドを実行するには、管理者権限が必要です。
バックアップの重要性に気付いた人が、急にバックアップ強化月間だとか言い出しました。毎度毎度、暇になると急に思いつきで何かやりだすアホな人です。
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Wbadmin コマンドの実行例
Wbadmin コマンドの実行例は下記のとおりです。DドライブをKドライブにバックアップしています。
バックアップの開始1
C:\WINDOWS\system32>wbadmin start backup -backupTarget:K: -include:D: -quiet wbadmin 1.0 - バックアップ コマンド ライン ツール (C) Copyright 2013 Microsoft Corporation. All rights reserved. ボリューム情報を取得しています... これにより (D:) が K: にバックアップされます。 ・・・ ・・・
バックアップの開始2
ベアメタル回復( -allCritical )を有効にして、CおよびDドライブをKドライブにバックアップしています。
C:\WINDOWS\system32>wbadmin start backup -backupTarget:K: -include:C:,D: -allCritical -quiet wbadmin 1.0 - バックアップ コマンド ライン ツール (C) Copyright 2013 Microsoft Corporation. All rights reserved. ボリューム情報を取得しています...
バックアップ開始後にコマンドプロンプトを終了しても、バックアップはバックグラウンドで処理が継続します。Ctrl + C で停止させた場合も同様に処理は継続します。
バックアップが終了すると、上記の例の場合は、K:\WindowsImageBackup\(ホスト名) ディレクトリが作成され、バックアップが保存されます。
バックアップの状態を確認
バックアップ中の進行状況などの確認は次のようにコマンドを発行します。
C:\WINDOWS\system32>wbadmin get status
バックアップのキャンセル
バックアップのキャンセルも行うことができます。とにかくバックアップ容量が大きい場合は時間がかかります。短気な人はきっとキャンセルすることでしょう。なお、マシンのスペックによると思いますが、バックアップ処理は結構重いです。
C:\WINDOWS\system32>wbadmin stop job -quiet
バックアップ開始でも指定した -quiet オプションですが、このオプションをつけることで、ユーザーに停止確認を求めることなく、バックアップ処理を停止します。
これらのコマンドをプログラムから起動し、標準出力を読み取ることもできます。