ビックリ就業規則なるものが色々な会社に存在しますが、上場企業の SCSK が社員の喫煙を禁止する就業規則を追加したようです。わざわざ、批判を受けてまで得たいものは何だったのでしょうか?
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プライベートもタバコNG 大手IT企業の仰天「就業規則」
こんな記事が載っていました。住商情報システムとCSKが合併して誕生したSCSKが就業規則で、就業時間以外のプライベートな時間も禁煙としたようです。
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/195480
SCSKの広報部は、取材に対して次のような回答をしています。真面目な顔して答えているんでしょうか?
「たとえ社員2、3人で仕事帰りに居酒屋で一杯やる時でも喫煙を禁じるようにしました。社員同士でゴルフに行った時や同期会も禁煙です。10月1日から就業規則に追加しましたが、社員から反発、批判、不満は一切出ていません」(SCSK広報部)
社員からの反発、批判、不満は一切出でていない?
本気で答えているんでしょうか?意識高すぎて滑稽です。コケコッコーです。それとも、禁煙外来などの一切合切の費用を会社で負担しているんでしょうか?仮にそうだとしても 「 不満は一切出でていない 」 と回答できる広報部はコケコッコです。
愛煙家として知られる経済アナリストの森永卓郎氏
森永さんはこう言われています。
「これって基本的人権の侵害ですよ。数の暴力だと思う。喫煙率が半分を切った時から、嫌煙団体の攻勢が急に強まった。7000人の中には、文句を言いたくても、少数派だからとガマンしている社員がいっぱいいると思う。それに、喫煙者を悪者と決めつけ、悪いヤツは罰してもいいという社会の風潮は危ないですよ。私が社員だったら、すぐに会社を訴えています」
SCSKでは、喫煙者に基本的人権はないということのようです。
批判覚悟で得るリターンは何か?
このような就業規則を作った理由は、本気で健康でしょうか?本気なら本気でも良いのですが、時代はまだそのレベルまでは達していないと思います。必ず批判は出るでしょう。そこまでしても、このようなブラック就業規則を作った理由は何なのでしょうか?
これが許されるならば就業規則で、「デブ禁止」「体臭禁止」「プリン禁止」「炭酸飲料禁止」「ハゲ禁止」なども許されるはずです。
新卒は非喫煙者のみ応募する
はい、新卒は非喫煙者のみ応募するでしょう。良いことのようにも思いますが、喫煙者を除くのは優秀な人材も除外してしまします。割合は小さいかもしれませんが、モッタイナイことです。
逆に考えれば、そこまで突出した人材は必要としていないとも考えられます。実際、大手ITベンダ内では、管理・品質という名目のもとに余計な仕事を増やして、忙しそうにしている人たちはたくさんいます(品質の向上には役立たず、無駄な手間だけが増えることが多い)。IT業界だけではないと思いますが、どこも同じです。
社長が極度のタバコ嫌い
至極簡単な理由なのかもしれません。社長が私怨でもるかもようにタバコを嫌っているのかもしれません。世の中、決定事項の理由は簡単なことが多いです。「社長が好きか、嫌いか」だけの問題なのかもしれません。
仮に社長はどちらなのでしょうか?気になるところです。きっと、少なくとも今は非喫煙者なのでしょう。
タバコ吸う時間も勤務時間扱い
勤務時間中に一服なんてことは、どの会社でもあります。しかし、非喫煙者からすると、「タバコ休憩の時間が不公平」なんてのもよく聞く話です。これは、時間の対価として報酬を得る考えから成果報酬にシフトできれば一気に解決します。不公平でもなんでもなくなります。
それに、タバコ休憩の禁止によって、塵も積もって本気で会社の業績がアップすると考えたのでしょうか?喫煙者からすると「ありえません」と言いたくなりますが、どうなのでしょうか?喫煙ルームなどの設備投資がなくて済むという考えもあるかもありませんが、それが第1の理由であるとは思えません。
個人的には、成果報酬へシフトしてほしかったのですが、タバコ休憩禁止の方へシフトしてしまいました。残念です。ツマラナイです。しかも、プライベートな時間まで。いくらなんでもやりすぎだと思います。
私は、バリバリの田舎喫煙者です。東京行くとタバコ吸う場所なくてイライラしています。なので、説得力はないような気もします。m(__)m
なお、今もディスプレイにタバコの煙を吹きかけながら書いています。
吸わない人の人権はないのか?
2割しかいない喫煙者がまるで偉いみたい。
「民主主義 = 多数決」と考えている人に多い言い分ですね。
今回の件について割合に説得力や意味がありますか?
8割の吸わない人は偉いので、「社員からの反発、批判、不満は一切出でていない」と平然と言っても問題ないのですか?
非喫煙者にも吸わされない権利があると思いますが、
数年前までそれを力づくで踏みにじることができたのはまさに喫煙者が多数派だったからではないでしょうか。
>「民主主義 = 多数決」と考えている人に多い言い分ですね。
この論理は正に数年前の喫煙者に当てはまりますね。
それが少数派になった途端、権利だとか言い出すのは何とも惨めな話です。
ちなみに偉いとかどうとか言う話ではなく、
ごく少数に合わせて設備なり規定なりを整えるのは手間やコスト的にも無駄ですから、
排除するのはごく合理的な話だとも思いますがね。