ここでは、MySQL5.5 を CentOS6 ( さくらのVPS ) にインストールした時の手順を掲載しています。はじめに [ MySQL ダウンロード ] から MySQL のソースコードをダウンロードします。
なお、さくらの VPS だからと言って何か特別な手順があるわけではありません。
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mysql ユーザーの追加
ユーザー/グループ:mysql/mysql を作成します。何でも良ければ気にしなくともよいですが、mysql ユーザーをお奨めします。
# グループの追加 groupadd mysql # ユーザーの追加 useradd -m mysql -g mysql # パスワードの設定 passwd mysql
ソースの展開
ダウンロードしたファイルは、MySQL-5.5.23-1.el6.src.rpm のように RPM パッケージとなっています。rpm コマンドで展開し、tar.gz 形式のファイルを取り出した後で、もう一度 tar コマンドでファイルを展開します。なお、/usr/local/src にダウンロードしたものとします。
cd /usr/local/src rpm -ivh MySQL-5.5.23-1.el6.src.rpm # root で実行したら以下の場所に展開された cd /root/rpmbuild/SOURCES/ ls mysql-5.5.23.tar.gz # 作業場所に移動する mv mysql-5.5.23.tar.gz /usr/local/src/ # ファイルを展開する cd /usr/local/src tar zxvf mysql-5.5.23.tar.gz
cmake のインストール
MySQL5.5 は、configure → make との流れではなく、cmake → make となったようです。なお、cmake だけではなく ncurses-devel も必要のようです。先にこの2つを yum でインストールします。
yum install cmake yum install ncurses-devel
MySQL のインストール
インストールの手順は以下の通りです。なお、インストールディレクトリは、/usr/local/mysql としています。
cmake . \ -DCMAKE_INSTALL_PREFIX=/usr/local/mysql \ -DDEFAULT_CHARSET=utf8 \ -DDEFAULT_COLLATION=utf8_general_ci \ -DENABLED_LOCAL_INFILE=true \ -DWITH_INNOBASE_STORAGE_ENGINE=1 \ -DWITH_EXTRA_CHARSETS=all \ -DWITH_READLINE=OFF make make test make install
my.cnf の追加と編集
次に my.cnf を /etc/my.cnf に配置します。編集内容についてはここでは詳細には触れていません(よくわからないです)。
pwd /usr/local/src/mysql-5.5.23/support-files # 適当なファイルをテンプレートとして使う cp my-large.cnf /etc/my.cnf # なんとなく追加・編集した内容 vi /etc/my.cnf [client] default-character-set = utf8 [mysqld] character-set-server = utf8 skip-character-set-client-handshake default-storage-engine=innodb thread_concurrency = 6 # インストールしたファイルの所有者など変更 pwd /usr/local chown -R mysql:mysql mysql/
データベースの初期設定
/usr/local/mysql/scripts/mysql_install_db --user=mysql --basedir=/usr/local/mysql --datadir=/usr/local/mysql/data
MySQL の自動起動
OS の再起動時に MySQL が自動で起動するように設定します。
cp /usr/local/mysql/support-files/mysql.server /etc/rc.d/init.d/mysql chkconfig --add mysql chkconfig --list mysql mysql 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
MySQL を手動で起動する
MySQL を手動で起動します。自動起動設定で立ち上げたい場合は OS のリブートでも良いでしょう。
/etc/rc.d/init.d/mysql start Starting MySQL... SUCCESS!
root パスワードの設定
root のパスワードを設定(変更)します。安易なパスワードは避けましょう。
/usr/local/mysql/bin/mysqladmin -u root password 'XXXXX'