本日は、ブログタイトル 『 行け!偏差値40プログラマー 』 にあわせて、いわゆる低学歴であったり、偏差値40レベルの大学卒でもシステムエンジニアやプログラマになれるかについてウンチクたれてみたいと思います。
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そもそも、プログラマーと言う職業に対して興味はあるが偏差値は低いからの疑問なのか、偏差値が低くてもプログラマであればなれると思ったのかによっても回答は違ってくるように思いますが、あくまでウンチクレベルでのアンサーになります。
偏差値40でシステムエンジニア・プログラマーになれるか?
答えは簡単です。なお、自称プログラマはここでは考えないものとします。サラリーをもらう雇われプログラマで考えます。
なれます。
雇ってもらえればなれます。それだけです。仮に高卒の場合、採用条件に大卒以上などと設定している企業へは入れません。それだけの話です。
中学生や高校生の内に IT 分野で目覚しい実績を残す人もいます。そうなると話は変わってくるかもしれません。
なお、必死に勉強しても偏差値40なのであれば素質はないかもしれません。知的労働が伴う仕事であればどれも同じです。IT 業界に限った話ではありません。
学校の勉強はプログラミングに必要ない?
システムエンジニアやプログラマーには、数学や物理などの勉強は必要ないと思われるかもしれません。実際に必要ない人もいます。必要ない会社もあります。しかし、必要としない仕事しかすることはできません。これまた、それだけの話です。
過去に自分の能力を信じて疑わないプログラマーが担当する部分に、XY 平面上の座標 AB 間の距離を計算するというような作業がありましたが、
「できない。わからない。」
と別の人にお願いしていました。プログラミングできなくても中学生なら計算できます。
偏差値40でプログラマーになれるかどうかを考える前に、システムエンジニアやプログラマーになって自分が何をしたいかを考えてみるようが良いと思います。まずは妄想してみましょう。『 僕ならソフトウェアの力で戦闘機を2倍高速にする 』 とか、漠然としたところからスタートしても遅くないです。
なお、バカでもなれますが、仕事は当然できません。
繰り返しになりますが、少なくともある程度の知的作業が必要になります。コネや縁故採用のバカが同じ職場に配属されると、周囲の人は面倒なことが増えたり、作業が増えたり、無駄に気を使うことになりますので大変です。
分かる人は大勢いるはずです。実際のところ、わたしも2度ほど転職しました。(バカが原因なのは1回ですけどね)バカだらけな職場にうんざりしている人には、待遇・環境の良い職場への転職しかありません。こんな会社が近くにあるなら3度目の転職してみたいものです。
悲しいかな、これが世の中の、全業界の現実です。
IT 業界には情報処理試験という国家資格がありますが、この取得には何の効果もありません。取得してそれだけです。一時金や月々の給与が若干増える会社などもあります。
個人的には、IT 業界の最低限のレベルを維持するために、情報処理試験を取得しないと現場では働くことはできないといった制限を設ければ良いなと思っています。しかし、現実は無理でしょう。本当か嘘かは知りませんがどこも人手不足のようです。
建築士の資格を持たない人が、システムエンジニアという肩書きで設計を行っているのが現実です。
最低限のレベルを保つには免許制は必要だと思います。IT 業界に必要かどうかはわかりませんが。。
システムエンジニアとプログラマーの違い
世間では、ざっくりいうとお客様の要望をまとめシステム設計する上流工程を担当する人のことをシステムエンジニアと呼び、設計書を基に実際にプログラミングする下流工程を担当する人をプログラマーと呼んでいるように思います。
はっきりとした区別は人の考え方や会社単位でも全く違いますので、定義なしに区別することはナンセンスだと思いますし、本音ではシステムエンジニアとプログラマーを区別すること自体もナンセンスだと思っています。
プログラミングしたソースコードは設計図と呼ばれていますが、設計者が設計図(ソースコード)を書かないなんて意味不明なんです。日本ではソースコード以外のメンテナンスされない意味不明なドキュメントのことを設計図と呼ぶ会社が多いのです。
プログラマーだってシステム設計しますし、システムエンジニアだってプログラミングします。なお、システムエンジニアなる曖昧な職種は日本でのみ通用するようです。
最後に、システムエンジニアやプログラマーになれるか、なりたいと考えている皆さんにおっさんからアドバイスです。
会社が違えば全く仕事内容が違います。会社の規模の違いもあります。システムエンジニア(とくにこっち)やプログラマーの仕事内容をイメージするのは早いです。
また、医者や教員のように目に見える仕事ではありませんから、インターネットゲームで遊んでいても、それを作った人の仕事を見ることはできません。
有名なゲームであれば、作ったと言われる人がテレビなどで登場したりもしますが、その人がプログラミングしていることは少ないでしょう。
具体的にエクセルもどきを作りたいだとか、もっと斬新な OS を作りたいとか具体的なイメージが描けていないのであれば、システムエンジニアやプログラマーになりたいと考えることは順番が違います。
まずは、プログラミングしてみて、何ができるか、できないかを学習してみましょう。
誰もが言いますが、『 IT は目的ではなく手段である 』 ということです。目的を達成するための武器の1つとしてプログラミングというモノがあります。
なんだか、大半は愚痴のような気もします。。