コンピュータで利用されている論理演算についてまとめます。情報処理における基礎となりますので、正しく理解しておく必要があります。
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論理和(OR)
A、Bの値のどちらかが1(真)であれば結果が1(真)となる論理演算を論理和(disjunction, logical sum)といいます。
論理和の真理値表
A | B | A+B |
---|---|---|
0 | 0 | 0 |
0 | 1 | 1 |
1 | 0 | 1 |
1 | 1 | 1 |
論理積(AND)
AおよびBの両方が1(真)の場合に、1(真)となる論理演算を論理積(conjunction, logical product)といいます。
論理積の真理値表
A | B | A・B |
---|---|---|
0 | 0 | 0 |
0 | 1 | 0 |
1 | 0 | 0 |
1 | 1 | 1 |
否定(NOT)
Aが1(真)のときに結果は0(偽)、0(偽)の場合に結果が1(真)となる論理演算を否定(negation)といいます。
否定の真理値表
A | NOT A |
---|---|
0 | 1 |
1 | 0 |
排他的論理和(EOR)
AおよびBののいずれか一方が1(真)の場合に、1(真)となる論理演算を排他的論理和といいます。いずれも真または偽の場合の結果は偽となります。
排他的論理和の真理値表
A | B | |
---|---|---|
0 | 0 | 0 |
0 | 1 | 1 |
1 | 0 | 1 |
1 | 1 | 0 |
否定的論理和(NOR)
否定的論理和はNOR演算ともいいます。OR演算を行った後に、NOT演算を行うものです。
否定的論理和の真理値表
A | B | A NOR B |
---|---|---|
0 | 0 | 1 |
0 | 1 | 0 |
1 | 0 | 0 |
1 | 1 | 0 |
否定的論理積(NAND)
否定的論理積はNAND演算とも言います。AND演算を行った後に、NOT演算を行うものです。
否定的論理積の真理値表
A | B | A NAND B |
---|---|---|
0 | 0 | 1 |
0 | 1 | 1 |
1 | 0 | 1 |
1 | 1 | 0 |
情報処理技術者たるもの、これらのようなものは掛け算の九九のように頭に入っていることが望ましいです。管理人は失格です。