UNIX や Linux で頻繁に使用される tar.gz ファイルの圧縮と解凍を行うコマンドリファレンスになります。なお、ここで掲載しているコマンドサンプルは Solaris10 で実行した結果になります。 レッツ圧縮!
スポンサーリンク
さっさとコマンドだけを確認したい人のために、まずはコマンド実行例です。
tar.gz ファイルを解凍する
gzip -dc file.tar.gz | tar -xvf - # または、 gunzip -c file.tar.gz | tar -xvf -
tar.gz ファイルを作成する
tar cvf - target_dir | gzip -c > destination.tar.gz
拡張子 .tar.gz とは
そもそも、.tar.gz ファイルとは何かと言いますと、tar コマンドによって複数ファイルを1つのファイルに固めた上で、ZIP 圧縮したファイルと言うことです。明示的にわかりやすいので .tar.gz としています。
パイプ ( | ) とは
圧縮と解凍のコマンドサンプルの中に、コマンドとコマンドをパイプ (|) でつないでいる箇所があります。例えば tar.gz ファイルを作成したサンプルの場合ですと、tar コマンドで target_dir ディレクトリを1つのファイルにまとめて標準出力に出力していますが、その出力内容をパイプでつなぐことで、gzip コマンドの入力として渡すことができるのです。
従いまして、パイプとは基本的なシェルの使い方ですので、圧縮や解凍とは関係はありません。