[ VBA ] 変数の宣言を強制する設定方法 ( Option Explicit )

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ここでは、VBA で変数の宣言を強制する設定方法を掲載しています。

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変数の宣言を強制する

はじめに、VBA の開発エディタの [ ツール ] ‐ [ オプション ] を選択し、次のオプションダイアログを表示させます。そして、『 変数の宣言を強制する 』にチェックを入れます。設定は以上になります。

tool ⇒ option

オプションダイアログで変数の宣言を強制する

チェックを入れた状態で、標準モジュールを追加すると、1行目に 「 Option Explicit 」 が自動で挿入されます。なお、手動で消した場合は復活しません。再度、手入力する必要があります。この宣言があると、VBA は必ず変数の宣言を必要とするという風に解釈します。

なお、はじめにオプションダイアログでチェックを入れましたが、チェックがついていなくても手入力で 「 Option Explicit 」 を記述すれば効果を発揮します。

Option Explicit 宣言が自動で挿入される

Option Explicit 宣言が自動で挿入される

Option Explicit の記述のある状態で、次のような変数宣言を行わないスクリプトを記述すると、コンパイルエラーが発生します。

VBA

Option Explicit

Public Function getIntValue() As Integer

    ' 変数を宣言せずに値を代入
    varInt = 100
    
    ' リターン値に設定
    getIntValue = varInt
End Function
    

コンパイルエラー:変数が定義されていません。

コンパイルエラーが発生する

コンパイルエラーが発生する

変数の宣言を行わないと、変数のスコープ(変数が有効な範囲)が分かりづらく、何よりも美しくない(個人の感覚です)ので、Option Explicit の有無に関わらず、変数の宣言は行ったほうが良いと思います。

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