[ Solaris ] man コマンドでマニュアルを参照する ( セクションを指定 )

Pocket

プログラム作成時に、関数やシステムコールのインターフェースを確認する場合には、 まずは、グーグルで検索する時代になってきていると思いますが、私のようなおっさんは、man コマンドで調べることも多いと思います。「 man よりも検索 」 でも別にそれはそれでいいのだと思いますが。。

ここでは、man コマンドでマニュアルを参照する基本的な使い方を紹介しています。なお、コマンドの確認は Solaris10 で行っています。

スポンサーリンク

kill システムコールのインターフェースを man コマンドで調べる

kill コマンドもありますが、C言語でプログラムを作成するときの kill システムコールもあります。まずは、kill コマンドのマニュアルを man コマンドで参照してみます。

$ man kill

ユーザーコマンド                                          kill(1)

【名前】
     kill - プロセスの終了またはシグナル送出

【形式】
     /usr/bin/kill -s signal_name pid...

     /usr/bin/kill -l [exit_status]

     /usr/bin/kill [-signal_name] pid...

     /usr/bin/kill [-signal_number] pid...

【機能説明】
     kill ユーティリティーは、各 pid オペランドによって指定された
     プロセス (1 つまたは複数) にシグナルを送信します。

     pid オペランドのそれぞれについて、kill ユーティリティーは 次
     の 引数で呼び出された kill(2) 関数と等価のアクションを実行し
     ます。

      ・
      ・

上記は、kill システムコールではなく、kill コマンドのマニュアルが出力されています。次に、kill システムコールのマニュアルを参照してみたいと思います。

セクションを指定する

上記のマニュアルで出力された以下の部分に注目します。

     pid オペランドのそれぞれについて、kill ユーティリティーは 次
     の 引数で呼び出された kill(2) 関数と等価のアクションを実行し
     ます。

「 kill(2) 関数と等価のアクションを実行します 」 とあり、kill 関数のマニュアルが記述されたセクション(2)がわかります。そこで、セクションを指定 ( -s 2 ) してマニュアルを確認します。

$ man -s 2 kill

System Calls                                              kill(2)

NAME
     kill - send a signal to a process or a group of processes

SYNOPSIS
     #include <sys/types.h>
     #include <signal.h>

     int kill(pid_t pid, int sig);
     
     ・
     ・

これで、kill システムコールのインターフェースや必要なヘッダファイルが確認できます。

なぜか、懐かしさを感じます

man コマンドのマニュアル

man コマンド自体のマニュアルも同様に man コマンドで確認できます。

man man
スポンサーリンク


Pocket

Leave a Comment

Your email address will not be published. Required fields are marked *