管理人のmasaoです。本日は、「 VB.NET に未来はないは本当か? VB.NET 使いは技術者脱落確定か? 」 について考察してみようと思います。
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VB.NET と C#
Windows でアプリケーションを作成する際に非常によく似た言語である VB.NET と C# があります。.Net Framework の登場とともに産声を上げた C言語や C++ に近い記述が出来る C# がある一方で、.Net Framewrok は VB6 に近い記述方法が出来る VB.NET も同時にサポートしました。
かれこれ十数年が経つのでしょうか?細かいことは記憶にございませんが、.Net Framework が登場したときに WIndows で主流だった開発言語は VB6 であったので、VB6 から移行を促すためにも VB.NET は必要であったに違いありません。
そうです、VB6 の存在を消し去るために VB.NET を生み出しました(多分)のです。
今でも時々 VB6 関連の話は聞こえてくることもあります
C# は .Net Framework の申し子とも言えるべき存在です。VB6 から VB.NET への移行が一通り終わった段階で VB.NET のサポートは廃止し C# 一本にする Microsoft の当初の思惑でした。しかし、思わぬデモ行進が日本で巻き起こります。
「VB.NET は廃止するなー!」
「金ちゃんと払ってるのは日本だろー!」
「日本で国産の OS 開発するぞー!」
「お前の母ちゃんデベソー」(※リンクをチェック!!姉さん事件です)
日本の大手・中小企業に関わらず商売です。VB6 から VB.NET への移行を顧客に促します。顧客からすると、どうせ移行するなら C# よりも記述方法が似ている VB.NET を選択します。日本には C# ではなく VB.NET が溢れ返ることになりました。そして、日本の強い反対・抵抗もあり、マイクロソフトは VB.NET のサポートをやめるにやめれなくなってしまいました。
そして、時が流れ現在に至ります。当分 VB.NET と C# のサポートは続けられるでしょう。
マイクロソフトも同じような言語をサポートするのは無駄でしかないような気もしますが、商売として割り切っているのかもしれません。
VB.NET 使いに未来はあるか?
言語の話から、言語を扱う技術者の話に移ります。
- VB.NET は C# よりも劣っている
- VB.NET 使いは C# 使いよりも腕が劣っている
- VB.NET よりも C# の求人のほうが給料が高い
- VB.NET を選択する時点でエンジニア終了
などのような厳しい意見がネット上では飛び交います。個人的な感想では 「C言語上がりの人は VB6 上がりの人よりも格が上」「C# 使いは VB.NET 使いより格が上」 との空気が漂っているように感じます。
実際に、VB6 上がりの人の中で C# の シー に拒絶反応をおこす人を見たことがあります。しかも、C# か VB.NET の選択権をもっている人でした。当然、C# は選択されることはありません。VB.NET 夜露死苦です。
しかしその逆で、VB6 よりも C が素晴らしいとの思いから C# を選択するのであれば大差ないように思います。目くそ鼻くそ、五十歩百歩の世界です。
繰り返しになりますが、VB.NET も C# も同じです。ほとんど変わりはありません。
C# がなくなって VB.NET 1本のサポートとなることはないでしょう。逆はあるかもしれませんが。
話を「 VB.NET技術者の未来はあるか? 」に戻します。
この先のことは分かりませんが、当面 VB.NET 自体はなくなることはなさそうなので大丈夫と言うことですが、そんなことを言いたいわけではありません。
結論です。
VB.NET がなくなったら未来がなくなると感じている技術者がいるとすれば、間違いなくその人に未来はないと思います(あくまで、技術者としてですよ)。ただし、逆もまた叱りです。C# がなくると人生終了と言う人も同じく、いずれ近いうちに試合終了です。
周囲から冷たい視線を浴びていることを自覚しましょう。あなたが思っているほどあなたは認められていないでしょう。というか、お荷物です。いない方が、みんなの、会社のためなのです。
言語の違いが技術者の腕の違いではありません。強いて言えば、 C# よりも VB.NET 人口が多ければ、ダメ技術者もその分多くいます。それだけの話です。
わたしも、重々自覚しております。
時代は VB.NET だとか、C# だとかを気にしていない
そもそも、VB.NET だ、C# だ、Java だ、と騒ぎ立てている人たちは業務システムをメインにしている人たちでしょう。今はそんな時代ではなくなりつつあります。プログラミング言語は道具、時代の変化で道具も変わります。そんな時代になってきています。
ダーウィンではありませんが生き残るのは、変化に対応できる人です。いつまでも実のない不毛な論争をするくらいであれば何か作ってください。役に立つもの開発してください。おなたがお金持ちになってください。主張はそれからでも遅くはありません。
そして、ゲスな私を VIP 待遇で雇ってください。おあとがよろしいようで。次の人どうぞ。
経験上ですが、C#がないと死ぬーって人はあまり見たことありませんが
VBが無いと死ぬーって人は結構見かけます。
うちの40代プログラマはいまだに主戦場がVB6.0です。