[ 情報処理試験 ] コンピュータシステムの信頼性 ( MTTR MTBF 稼働率 )

Pocket

コンピュータシステムでは、信頼性、可用性、保守性の尺度で信頼性を評価することが多いです。現在では24時間365日連続運転が当たり前のようにイメージされている方もいるかもしれませんが、コストが高すぎるのが問題ですね。また、24時間365日の信頼性を求められるコンピュータシステムは、実はのところ、それほど多くはないです。

スポンサーリンク

MTTR と MTBF と稼働率

最近は、システム入れ替えのときやメンテナンスの時などには銀行も、事前にCM流して何日にも渡ってバンバンATMを取り扱い停止にしていますね。それほどコンピュータシステムが社会インフラの中でも重要性を増してきました。

要件 評価尺度 内容
信頼性(reliability) MTBF MTBF(平均故障間隔)は、システムがどれだけの時間故障せずに連続して使えるかという平均時間を表す。つまり、故障から故障までの間隔を表し、長いものほど信頼性が高い。
可用性(availability) MTTR MTTR(平均修理時間)は、故障が起こってからそれを修理して再び利用が可能になるまでの平均時間を表す。修理にかかる平均時間を表し、小さいほど望ましい。
保守性(serviceability) 稼働率 稼働率は、システムがどれだけ正常に動作するかという確率で、次のように計算でき、高いほど良い。

MTBFとMTTRの計算方法

MTBFとMTTRの計算方法

直列と並列システムの稼働率の計算方法

いくつかの装置からなるシステムの稼働率は次のように計算します。

直列システムの場合

直列システム

直列システム

全体の稼働率 = 装置Aの稼働率 × 装置Bの稼働率

並列システムの場合

並列システム

並列システム

全体の稼働率 = 1 - (1-装置Aの稼働率) × (1 - 装置Bの稼働率)

一概には言えませんが、MTTRを早くすると人に喜ばれやすいです。そういえば昔「MTTR、MTTR」と連呼する現場のおっさん班長が懐かしいです

スポンサーリンク


Pocket

Leave a Comment

Your email address will not be published. Required fields are marked *