ODP.NET とは、Oracle が開発している .Net アプリケーションから Oracle データベースへ接続するためのネイティブミドルウェアです。以下のサイトよりダウンロードしてインストールを行うことができる。32ビットおよび64ビット版がそれぞれ提供されています。
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ダウンロード先 : Oracle Data Access Components (ODAC) for Windows ダウンロード
Oracle はすぐに URL が変わると思います。
現在では ODP.NET は ODAC の1つとしての位置づけのようです。
Visual Studio 参照設定の追加
ODP.NET が正常にインストールされると、Visual Studio の参照設定の追加に、Oracle.DataAccess コンポーネントが一覧に追加されますので、参照の追加を行います。これで、ODP.NET を .Net アプリケーションから使用することができるようになります。
Oracle と Microsoft がそれぞれ提供している
Oracle.DataAccess のほかに、Microsoft が開発している Oracle 接続用コンポーネント ( System.Data.OracleClient ) でも .Net アプリケーションから Oracle データベースに接続することもできます。しかし、.NetFramework 4.0 までは Microsoft ( System.Data.OracleClient ) も提供・サポートされますが、それ以降のバージョンでは Microsoft からの提供は廃止される予定です ( System.Data.OracleClient は廃止予定)。今後は Oracle のみ提供する予定です。そのため新規開発では採用しないほうがよいかと思います。
これらの System.Data.OracleClient の型は、互換性のために残されていますが、.NET Framework の将来のリリースでは削除される予定です。詳細については、「Oracle および ADO.NET」を参照してください。
廃止に関しては、いろいろな意見もあったようですが、個人的には廃止でもいいのではないかと思います。 もちろん、ユーザー ( 開発者 ) サイドからすると逆の意見が多いことはわかります。関係各社の思惑やしがらみも含め、今後どうなるかは未知数でもあります。
いやはやなんとも
参考
- Oracle Data Provider for .NET
- System.Data.OracleClient