為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり

Pocket

非常に有名なこの格言ですが、米沢藩(山形県)の上杉鷹山(うえすぎようざん)が家臣に示した歌です。「できないんじゃない。やってないだけだ。」的な、はじめの一歩の鷹村が言いそうなことですね。

スポンサーリンク

でも実はこの歌にはオリジナルがありまして、かの有名な武田信玄の歌のリメイクであることが知られています。

為せば成る為さねば成らぬ成る業(わざ)を成らぬと捨つる人のはかなさ

こちらがオリジナルです。どうでしょうか。テンポや耳障りのよさでは、リメイク版のほうが良い感じがします。あくまでも個人的な感想ですが。

また、上杉 鷹山はリーダーとして非常に優れた能力を持った人物としても知られています。アメリカの大統領ジョン・F・ケネディや第42代ビル・クリントンが、日本人の政治家の中で一番尊敬している人物として上杉鷹山を挙げているようです。2007年に新聞社が日本の自治体に対して行ったアンケートでも理想のリーダーとして上杉鷹山が1位に挙げられています。

余談であり、真偽が不明確な情報なのですが、第二次世界大戦が終わったときにアメリカは過去の日本の優れた人物の情報を持ち帰ったと言われています。過去の日本にも偉大な人物がたくさんいることを、あえて国民に隠すことや、アメリカはできて時間もたっていない国であるので、過去の日本の人物から色々と学ぶためとのことのようです。

いずれにしろ真摯に、そして貪欲に学ぶ姿勢は大切なことなんだと思います。自虐史観という言葉を聴いたことがあるでしょうか。

ウィキペディアより

自虐史観(じぎゃくしかん)とは、太平洋戦争後の日本の歴史学界において主流であった歴史観を批判・否定的に評価する側が用いる言葉である。彼らは、戦後の歴史観が自国の歴史の負の部分をことさら強調する一方で正の部分を過小評価し、日本を貶めるものであると主張している。

このようなことで、日本を悪く思うことはありませんし、過去の偉人たちの成果が輝きが失われるものでもありませんよ。かといって反省するべきことは反省しなければなりません。

スポンサーリンク


Pocket

Leave a Comment

Your email address will not be published. Required fields are marked *